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カウンセラーのhealing diaryです。

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適応障害 #3

災害後の心ケア関連ブログ-心に不安や異変を感じる方ご覧になってみて下さい。
自立支援医療 埼玉県心のお病気で通院されている方、ご覧下さい。

今日は、5月らしい爽やかな朝でした。
五月晴れと言いますか、気持ちが良いですね。

今日も引き続き、適応障害の事についてお話します。

心のお病気は、脳の中で行われていますので現医療をもっても
解明されていない事も多いです。
また、どんな病名、症状であっても、個人差があり治療も様々で
何よりもお病気を発症しているご本人が理解しづらいところもあり
ます。

ルームにおいでの方にも多く見られるのですが、ご自分の心の
お病気がなんであるか良く分かっていない・・・。
病名を知らないでお薬を飲んでいらっしゃる方が、意外に多い
です。
病院で症状をお話しになって、お薬を頂いて飲んでいる方や
「うつ病のようになったので病院に行って、症状を話して不安を
抑える薬と、やる気を出す薬、睡眠薬をもらっています。たぶん
うつ病です」とおっしゃる方は多いです。
自分が思った病名だと思っていて、実は医師から診断名を告げら
れていない・・・。自分が何の病気で、どのようにしたら完治するの
かは身体のお病気だったなら、当然気にするところだと思うのです
が、心のお病気に対しての対応の不思議なところです。

ご自分が何のお病気で、どのようにしたら改善していくのか認知し
取り組んでいく事は治療に対しても大切な事だと思います。
「治したい」「治りたい」意識を持つ事も大切です。

前置きが長くなりましたが、適応障害の治療についてお話します。

【適応障害治療方法】
・カウンセリング(精神療法)
まずは、カウンセラーが問題となっているストレスについて、時間
をかけて聞いていきます。ストレスにどのように向き合っていくか
を時間をかけて探ってって行きながら補助的療法を加えていきます。
認知療法・暴露療法・情動コントロール・リラクセーションなどに
より、ストレスに対処していけるようにしていきます。
以前、自己主張訓練を行っていましたが、現在はアサーショントレー
ニング(自己主張だけではなく相手の気持ちも聴き取れる)などを
取り入れていきます。
適応障害は、相手に合わせ過ぎる事も発病のきっかけになるため
にアサーショントレーニングは有効性があるとされています。

・精神療法(認知療法)
同じ映画を見たり出来事があっっても、人によって感じ方が違うと
思います。物事は受け取り方によって大きく違うということです。
例で良くお話しますが、お給料日1週間前に1万円お財布に残って
います。「1万円しかない」と落胆する人と、「1万円もある」と喜ぶ人
では、同じ1万円なのですが価値は大きく違います。
認知療法は、簡単に言いますと「しかない」と考える思考を「もある」
に変えるていくことです。
白か黒ではなく、感情に振り回されない様々な思考を持つ療法です。

・行動療法(暴露療法)
適応障害の方は、ストレスから逃げる傾向があります。誰でもストレスに
向き合うのは苦痛ですが、いつまでも逃げていたのでは解決しません。
一時的な安心感があっても、同じような事が起こればまた、ストレスに
さらされることになります。
暴露療法は、あえてストレスに挑み克服する療法です。
恐怖体験を持った場所にあえて行き、じっと我慢します。自分が恐れて
いたような結果にならない事を体験し理解し自信をつけていきます。
不安や恐怖の軽減には向きますが、怒りの軽減には向きません。

・日常生活の改善
起床・就寝・食事などの時間を規則正しく生活する。
掃除や洗濯なども心身共に衛生的ですので、無理なく行うと良いです。
出来れば、軽い運動(ウォーキングなどの有酸素運動)ができれば更に
効果的です。これは昼夜逆転になる予防にもなりますので大切です。
現代社会で適応障害で、会社や学校など日常生活から離れますと気を
つけなくてはいけないのが、パソコン、携帯などへの依存です。
昼夜逆転したり、時間があるせいでネットサーフィン、ゲームなどに
時間を多く費やし、依存状態になります。
これは、疲労・頭痛・集中力低下・不安感が増すなどの弊害があります。
必ず時間を決めて、就寝前には見ない事を心がけて下さい。

・薬物療法
適応障害になった場合、その原因を知ることが重要ですが、発症直後は
不安な気持ちやうつ的気分、睡眠障害とさんざまな症状が出ている場合
が多いですから、まず症状の軽減をお薬によって得ます。
気持ちが安定しているなかで、精神療法を持って考え方を変えていきます。
精神薬は、どのお薬もそうですが、症状を軽減するもので根本的な改善に
はなりません。
医師の診断指導のもとに服用する事は勿論ですが、根本的にはストレスに
負けない心を上記治療法などにより作っていく事が大切です。

・・・

適応障害とは、いつでもだれにでも起こる可能性があります。
軽い状態で乗り越えられる場合もありますが、症状がひどくなって様々な
お病気になっていく可能性もあります。
どんなお病気でも、早期発見早期治療が早く治る秘訣です。
何かのストレスにより、日常生活が普通に送れなくなった時はお早めに
専門家にご相談ください。

適応障害につきましては、また機会がありましたらお話しいたします。






いつも1ポチありがとうございます
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*Comment

NoTitle 

適応障害シリーズ3作すごくためになりました!
 2の死別の喪失感がとても気になっていました。 夫とお母さんはとても近い存在だったので、心の穴も大きいと思います。悲しんで泣いてもいいのですが、落ち込まないといいなあと思っていました。
下の5月病のチェックですがアイダホにいた頃は全て当てはまってたときがありました。
何も出来ない自分がすごく辛かった。それでも何もやる気がしなくて、、。 あの心の痛みを味あわせたくないなと思うのですが、、、時間がかかりますよね。
なるべく本人の好きなことや楽しいことを一緒にしたりしてます。
自然にしたほうがいいのか、あえて色々楽しいことをしたほうがいいのか、分からないときもありますが、、。
お休みを取って、明日出かけてきます。
  • posted by tomotan 
  • URL 
  • 2013.05/16 12:49分 
  • [Edit]

tomotanさんへ 

tomotanさん こんいちは。

>適応障害シリーズ3作すごくためになりました!

ほんとですか!良かったです(^^)。

>2の死別の喪失感がとても気になっていました。 夫とお母さんはとても近い存在
>だったので、心の穴も大きいと思います。悲しんで泣いてもいいのですが、落ち
>込まないといいなあと思っていました。

そうですね。死別は誰にとっても100%のストレスの原因です。
立ち直りの期間は個々に違い、長引く方もいらっしゃいます。
でも、ご主人はご自分をしっかり持っていらっしゃるようだし
何よりも、心の支えの家族がいます。大丈夫!!!

はい。時間をかけてゆっくり癒していけばいいと思います。
早く立ち直らなくてはいけないなんて事ではないですから。

自然で良いのではないですか(*^^)。
悲しければ泣いて、嬉しければ笑って・・・私達には病気から治る自己治癒力が
ありますが、心にもあります。
必ず元気になれる日がある事を信じていて下さい。

お出かけ良いですね!気をつけていってらっしゃい!
  • posted by masumi 
  • URL 
  • 2013.05/16 13:04分 
  • [Edit]

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • posted by  
  •  
  • 2013.05/16 17:11分 
  • [Edit]

NoTitle 

こんばんは!
私も「適応障害3作シリーズ」とても興味深く毎日読ませていただきました。
親を亡くしたときの喪失感は、言葉では言い表せないものでした。3週間の間に父と母を亡くしましたから。
今から思うと、楽しい集まりに行きたくない・・・という時期もあったなぁ・・と思います。
旅行などしていても、オミヤゲを見ていると「もう買ってあげることもできないんだ・・・」と悲しくなってくるのです。
それでも今は、自分も親になり、新しい根っこができて「幸せだなぁ」と感じることも多いです。
ここに至るにはなかなか いろいろと あるにはありましたが(^^;

雅子様のご病気の「適応障害」とはどんなものかと思っていましたので、詳しくわかってよかったです。
雅子様を温かく見守ることは大事な事ですね。
  • posted by Espero Lumo 
  • URL 
  • 2013.05/16 20:29分 
  • [Edit]

鍵コメさんへ 

鍵コメさん こんにちは。
後ほど、そちらに伺ってコメントしたいと思います。
  • posted by masumi 
  • URL 
  • 2013.05/17 10:12分 
  • [Edit]

Esperoさんへ 

Esperoさん こんにちは。

>私も「適応障害3作シリーズ」とても興味深く毎日読ませていただきました。

ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです!

>それでも今は、自分も親になり、新しい根っこができて「幸せだなぁ」と感じることも多いです。
>ここに至るにはなかなか いろいろと あるにはありましたが(^^;

Esperoさん、辛い経験されていますね。
私も死別は経験していますが、そんな続けてはさぞかしお辛かったでしょう・・・。
でも、私達には心の自己治癒力があります。
まさしく、Esperoさんも家族がいらして、支えがあって乗り越えられてきたのでしょうね。
悲しみ、辛かった分神様は、きっとたくさんのご褒美を下さると思います。
たくさんたくさん、幸せになって下さいね(^^)。

>雅子様のご病気の「適応障害」とはどんなものかと思っていましたので、詳しくわかってよかったです。
>雅子様を温かく見守ることは大事な事ですね。

実は、「適応障害」について何度も書こうと思ったのですが雅子様のお病気が
適応障害という事もあって、誤解があってはいけませんので書くことが慎重に
なっていました。

雅子様には、優秀な医師団がついていらっしゃると思いますが、天皇陛下が
心臓の手術を受けられるなんて大変な事だと思いますが、時に心のお病気は
それ以上に難しい・・・。
一般の方が良いとされる治療が、なかなかできないのかもしれないと感じます。

今回のオランダご訪問で、一歩でも前に進まれてご回復される事を願います。
  • posted by masumi 
  • URL 
  • 2013.05/17 10:35分 
  • [Edit]

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Author:masumi
埼玉県さいたま市で認知行動療法やリラクセーションを主に成人女性専門のカウンセリングをしている心理カウンセラーの尾崎真澄です。
ティータイムに思ったことや、健康メンタルケアのアドバイスなどを書いていきますのでよろしくお願いいたします。

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