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強迫性障害(汚染恐怖)

ホームページメンテナンス中につき、更新できていませんのでこちらをご確認ください。
自立支援医療制度:心身のお病気の医療費の自己負担額を軽減する公費です。

先日雪が降ってから、厳しい寒さが続いていましたが、今日は
いくらか和らいでいます。

今日は、心のお病気で何回かお話ししたことがある、強迫性障害
についてお話しします。

強迫性障害とは、自分の意に反して、不安あるいは不快な考えが
浮かんできて、抑えようとしても抑えられない強迫観念(きょうはく
かんねん)、あるいはそのような考えを打ち消そうとして、無意味な
行為を繰り返す強迫行為(きょうはくこうい)を繰り返し行うこと。
以前は、不安障害、強迫神経症などとも呼ばれますが、ここでは、
強迫性障害と統一いたします。

どういった事かといいますと、自分でもそのような考えや行為はつま
らない、ばかげている、不合理だとわかっているのですが、止めよう
とすると不安が募ってきて、止められない病気です。

強迫性障害の中の、汚染恐怖についてお話しします。

人は部屋や身の回りのものが汚れれば、キレイにしたいと思います。
お掃除などまめでキレイ好きな人もういれば、ずぼらでだらしない人
もいると思います。
汚れがたまらないように、こまめに掃除をする人はキレイ好きの範疇
ですが、強迫性障害の場合、このような「見た目のキレイさ」のみなら
ず、「見えない汚れ」に対する恐怖感・切迫感があるのです。
「菌」や「ウイルス」など、 目に見えない汚れを頭の中で感じ取り、「汚
れている、汚い」という恐れを持ちます。

【強迫観念】
強迫観念(きょうはくかんねん)とは、本人の意思と無関係に頭に浮か
ぶ、不快感や不安感を生じさせる観念を指します。強迫観念の内容の
多くは普通の人にも見られるものですが、普通の人がそれを大して気
にせずにいられるのに対し、強迫性障害の患者の場合は、これが強く
感じられたり長く続くために強い苦痛を感じます。

【強迫行為】
強迫行為(きょうはくこうい)とは、不快な存在である強迫観念を打ち消
したり、振り払うための行為で、強迫観念同様に不合理なものだが、そ
れをやめると不安や不快感が伴うためになかなか止めることができま
せん。
大半の方は自らの強迫症状が奇異であったり、不条理であるという自
覚を持っているため、人知れず思い悩んだり、恥の意識を持っている
場合も多いです。また、強迫観念の内容によっては罪の意識を感じて
いることもあります。

そのため、自分だけの秘密として、家族などの周囲に内緒で強迫行為
を行ったり、理不尽な理由をつけてごまかそうとすることがある。逆に
自身で処理しきれない不安を払拭するために、家族に強迫行為を手伝
わせようとする場合もあります。これは「巻き込み」と呼ばれ、苦しんでい
るから、可愛そうだからという場合もありますが、強制的に家族が苦痛に
思うほどやらされる場合もあります。

【キレイ好き汚染恐怖の違い】
キレイ好きな人と汚染恐怖の人との違いは、キレイ好きな人はすべての
行為が気持ちが良く満足しますが、汚染恐怖の方は強迫感と不安を感じ
ています。どんなに疲れていても部屋を掃除し、手がどんなに荒れていて
も気が済むまで洗い続け、入浴もこだわりがあるため、二時間ぐらいかか
ります。心身ともに疲れて、辛い止めたいと思っているのに止められない
絶えず恐怖と不安がつきまといます。

【重症化するとゴミ屋敷になる場合もある】
強迫性障害の方々の中には、自分の周囲全てを衛生的(清潔)に保って
いるとは限ら無い場合があります。
汚染恐怖を強く感じる人の場合、汚れた場所に「手を触れる」ことで汚染
が自分に移ると感じるため、掃除という行為自体ができないこともあるの
です。ひどく拘りがあるため、聖域という場所以外は逆にゴミ屋敷のように
なってしまうのです。

重度の汚染恐怖患者であった大富豪、ハワード・ヒューズが有名です。
映画にもなりましたが、彼は極度に細菌を恐れるようになり、トランス・ワ
ールド航空を売却した資金で、1966年にネバダ州のラスベガスにある有
名なカジノホテル、デザート・インを買収すると、完全に除菌された最上階
のスイートルームから、殆ど外出しなくなって、ドアノブを除菌されたハン
カチで覆わないと触れなかったり、手を洗い始めると肌が擦り切れ血をだ
すまでその動作をやめられなくなり、手の洗浄や入浴が一切できなくなっ
たということです。そのため、彼の髪と髭は伸び放題で、体は垢にまみれ
異臭を放っていたそうです。


強迫性障害関連記事
強迫性障害Vol.2

どんな病気も早期治療が改善に大きく関わると思います。
汚染に関して不安や恐怖を感じる場合は、専門医にご相談することと、
認知行動療法などのカウンセリングをお受けになることをお勧めします。

恐怖




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*Comment

NoTitle 

どひゃ~
最近は両極端な人を知る機会が増えました。若いタレントとかでも極度な潔癖症だとか、その逆だとか。

確かに「菌」とか気になることはありますが、それにとらわれると精神的にもツライでしょうね

今やいろんな除菌グッズが増え、テレビCMでは自社製品を売るために目に見えない菌の怖さを訴える・・・。

私の子供の頃はまだ除菌という言葉もなかったと思いますが・・・。

常識程度の清潔感は保ちたいですが、自分を追いつめるほどにはなりたくないですね~
  • posted by ラーダ 
  • URL 
  • 2016.01/30 23:16分 
  • [Edit]

ラーダさんへ 

ラーダさん こんにちは。

>確かに「菌」とか気になることはありますが、それにとらわれると精神的にもツライでしょうね

はい。特に汚染恐怖は難しいです。綺麗にしていることは悪いことではないですし、境目がご本人が自覚し辛いです・・・。

>私の子供の頃はまだ除菌という言葉もなかったと思いますが・・・。

本当ですね。現代病といって良いと思います。
世の中が便利になって、情報過多が影響しているかもしれませんね。
今日も、南米などで流行っている小頭症の原因のウイルスが、蚊が媒体するらしいですが、森林伐採の影響と言っていましたから・・・。
自然との共存の価値を見失って、新たな病気が増えるような気がします。

汚染恐怖は、とても苦しいお病気ですから、改善されることを願います。
  • posted by masumi 
  • URL 
  • 2016.01/31 12:47分 
  • [Edit]

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埼玉県さいたま市で認知行動療法やリラクセーションを主に成人女性専門のカウンセリングをしている心理カウンセラーの尾崎真澄です。
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